ぽこあぽこ日記

強迫性障害とフォーカルジストニアと不育症と闘うピアノの先生の日常

効果的と感じたトレーニング方法②

☆指は見えている長さではなく、手首らへんからつながっていることを意識し、手首を出発点としてそれぞれの指を動かすつもりで弾く。

(手の甲が透けていて骨が見えている感覚で。手首の、指の骨が集まっている付け根らへんを反対の手で触りながら弾くのも良い。この時、手首を少しだけ高くしながら弾くと、意識しやすく、また力も抜けやすい。)

 

 

 

 

 

 

☆音を出す時、腕のはじまり(前側は鎖骨、後ろ側は肩甲骨らしい!)を使って弾いている感覚になる。

 

 

 

 

 

 

 

☆小指(5の指)と親指(1の指)のバランスを取る。

(5本のうちどの指で弾く時も、1の指と5の指を意識する)

 

つい鍵盤を押す指だけに意識がいきがちですが、いつも1の指と5の指(両端)を意識することで、手全体のバランスが整ってくる感覚があります。

 

 

 

 

 

 

 

☆鍵盤は‘押す‘という意識ではなく、鍵盤を下げることによって、てこの原理でハンマーで弦を打ち上げ、音を鳴らしている、という感覚にする。

(実際にグランドピアノの中のハンマーの動きを見ながら弾いてみる。)

 

 

つまり・・

 

 

☆鍵盤を押したままの時、音をのばしているのではなく、響いているという感覚になる。

     ↓

自然と、弾いた瞬間に力が抜ける!

(指の重力で鍵盤を下げた後は、指がその鍵盤に軽く置いているだけ。)

 

↑これを一音一音全ての音を弾く時に感じるようにする。すると音階やアルペジオなどが格段に弾きやすくなった。

 

 

 

 

 

上↑のことを意識しながら弾けるようになったら…

 

 

 

 

☆手の形(力が全く入らず自然に鍵盤に置いた時の理想の形)を全く崩さずに、指の重さだけで一本ずつストンと下におろす感覚で音階を弾く。

この時に、音と音の幅(二音間の音程、長二度、短二度、増二度など)を指と頭に再認識させるように、一つ一つ確認しながら弾いていく。(どんなにゆっくりでも構わない)

 

↑例えば「ドレミファソ」の形で5本の指全てを一緒に弾きます。(手の形を崩さずに)その時に5本の指全てが均等に、どの指も余計な力が入ることなくストンと落ちるかどうか、

また5本間のそれぞれの音程を指と頭と耳が感じ取っているか、確認する方法もおすすめです。音階でくぐらせる時の手の形でもやるといいです。