ぽこあぽこ日記

強迫性障害とフォーカルジストニアと不育症と闘うピアノの先生の日常

スケール(音階練習)

今日、フォーカルジストニアになって以来一番、違和感が少なく、元の手に近い感覚で、スケールを弾くことが出来ました。

 

すごく嬉しくて、なんだか‘記念すべき日‘のような気持ちで、ブログに書き留めておきたいと思いました。

 

 

スケールは、フォーカルジストニアを患ってすぐの時期から何度も何度も、いろいろなタイミングで挑戦、練習してきました。

スケールは基本的な手のポジションや動きが必要なためか、フォーカルジストニアの手にとっては意外と難しいのです。

「まずはスケールから練習しよう」と誰もが考えるように、とにかく一生懸命になって練習したりもしましたが全くうまく弾けず、むしろスケールさえ弾けないことに落ち込んで、違和感が増していた事もありました。

 

そこでスケールは諦めて、そこにこだわるのをやめました。(こだわらないでやめる、というのは強迫性障害のトレーニングにも大切です!)

スケールはやめて、好きな曲やもう一度弾けるようになりたい曲をとにかく弾くようにしていました。

 

そうして数年が経ち、リハビリを本格的に始め、‘治るかも⁉︎‘と手応えを感じ始めてから、改めてスケールを練習するようになりました。

 

そして今日、確実にもう答えの入り口が見えた気がするのです!!

 

 

これまでのいろいろな角度からのアプローチを経て、自分の手のそもそもの違和感の発端⁈みたいな違和感の根源がなんとなくいくつか見えてきて

スケールのような基本の基本になった時に、どうすれば思い通りに指を動かすことができるのか

わかってきたからだと思います。

 

 

 

 

前にフォーカルジストニアを発症してわりとすぐの時、ネットでいっぱい調べて、フォーカルジストニアで有名な医者、とされる先生に診てもらった事があります。その方は何人もたくさんフォーカルジストニアを治してきた、という肩書きでした。その方は治療、リハビリ方法を実際に楽器を使ってレッスンもされていて、私も一度だけ受けた事があります。

たしか、スケールをひたすらメトロノームに合わせて弾く…というレッスンだったと記憶しています。

全く改善する気がしなかったので、2回目のレッスンを受けようとは思いませんでした。

 

 

 

 

 

 

フォーカルジストニアは、結局自分でしか治せないのだと感じます。

自分の身体と心は自分にしかわからないのです。

 

 

 

 

 

いろいろな意味でスケールはちょっと注意が必要なトレーニングだと思います。