ぽこあぽこ日記

強迫性障害とフォーカルジストニアと不育症と闘うピアノの先生の日常

電車

先日、久しぶりに電車に乗る機会があり、

ふと自然に出来た事があります。

 

 

電車のドア付近に立っている時、

ドア付近の壁(座席を仕切っている壁?手すり?)に

寄り掛かる事が出来たのです!

 

(え?だから?ってふつー思いますよね…笑)

 

 

 

 

普段、外出はほぼ全て車移動なので、電車に乗る機会は数ヶ月に一度くらいです。

 

強迫性障害になってから、

ちょうど出産、子育ても重なってか、

電車にはほとんど乗らなくなりました。

引っ越して車生活になったというのもあります。

 

乗らなければ乗らないほど

どんどん苦手になって、

恐怖になっていきました。

 

とにかく他人と触れたくない。

他人が触れた場所を触りたくない。

服や持ち物を誰にもどこにも付かないように。

地面や電車の床には何が落ちているか、

付いているかわからない。

(嘔吐の後や何かをこぼした後や…とにかく汚いイメージ。)

人混みにはどんな人がいるかわからない。怖い。

 

 

 

どんなに長い道のりでも座席に座りませんでした。

 

家に帰ってお風呂に入るまで、

とにかく神経を最大限に尖らせているので、

とんでもなく疲労困憊していたのです。

 

 

さらに

電車で外出した日は必ず、夜寝る前に

その日家を出てから帰るまでの行動すべてを頭の中で振り返って、

何か気になる事は無かったか

確認してからでなくては眠れませんでした。

確認して、気になる事はたくさんたくさんあるんです。

それを一つ一つ「しょうがない

とか「そんなに汚くないから大丈夫

とかって自分に言い聞かせるのです。

 

それがまた辛い作業なのです…。

 

 

 

 

それが4〜5年かかって、

電車に乗る度に少しずつ少しずつ恐怖が減っていき、

今は娘と電車でのお出かけを楽しめるようにまでなったのです。

 

もちろん娘と一緒に座席にも座りますし、

地面に近いロングスカートだって履けるようになりました!

(まだ出来るだけ地面に付かないようにはしてしまいますが…)

 

 

 

いろいろな事が自分の中でゆるーくなっているのは感じます。

 

 

 

 

 

何より、出掛ける前の構えや緊張感と、

帰って来てからの疲労度が

前よりすごく減ってきたのを

今回感じました。

 

 

 

 

 

それでもまだまだ

いちいち気になりポイント多しなので、

もっともっと楽になっていくといいです。